二股らぢうむ温泉旅館のラジウム温泉

二股らぢうむ温泉旅館の温泉

このラジウム温泉は北海道の秘湯中の秘湯であり、アクセスは非常に悪い山奥にあります。
しかし、山奥の秘湯にも関わらず、実はこの温泉には非常に多くの湯治客、リハビリ療養に利用されます。

その1番の理由は、二股らぢうむ温泉の泉質にあります。(「ラジウム含ナトリウムカルシウム塩化物泉」という泉質)

簡単に言うと、「炭酸カルシウムを含むラジウム温泉」という泉質になります。

この泉質の天然温泉は非常に珍しく、公式サイトによると世界でここにしかないそうです。
(温泉の周囲にある岩盤は、温泉の炭酸カルシウムが長年沈殿したもので、 「石灰華ドーム」と呼ばれています。)

当サイトでも紹介している通り、ラジウム温泉(放射能温泉)自体には、神経痛やリウマチ、皮膚病、高血圧などの湯治に良いとされる”ラドン”が含まれておりますが、さらにこの温泉は、カルシウムを豊富に含んでいることで、上記の疾患にはもちろん、腰痛や不妊症、癌など、様々な疾患の湯治にも良いとされています。

また、温泉を飲用することにより、消化器、糖尿病、膀胱炎、尿結石、腸内デトックスにも効果があると言われています。

ちなみに、2週間以上宿泊して、疾患が良くならない場合は、入浴料を返金してくれるのだそう。
※携帯が圏外で繋がらない可能性もあるので要注意。

二股らぢうむ温泉旅館の食事

北海道の海の幸、山の幸を使った、健康に配慮した薄味の家庭料理です。
湯治やリハビリの方も多いので、そのような方にもおすすめのメニューとなっています。
ただ、他の観光宿と違い、セルフサービスの部分も多く、驚かれる方もいるかもしれません。

0二股らぢうむ食事

二股らぢうむ温泉旅館の口コミ

1人で3泊しました。食事は魚中心の家庭料理で美味しくいただきました。宿の方も皆さん優しく、長万部駅からの送迎もありがたかったです。泉質は最高、蛇口から出ている炭酸水で目を洗うと、コンタクトで傷ついて痛かった目が1日目で良くなりました。

午前午後と合わせて8時間、入浴しても湯あたりしない、少しぬるめのお湯です。バイキングではありませんが、食事は和食中心のお膳で、ご飯と味噌汁はセルフで食べ放題。ご飯が美味しくておかわりしました。鳥のさえずりと、緑の木々、夜は星が見え、かけ流しの源泉の音・・・癒されました。

温泉の泉質が素晴らしく立ち寄り湯を含めて4回目の利用となりました。温泉だけを純粋に楽しみたい方にはもってこいの温泉宿です。部屋の設備やアメニティなどは期待しない方が無難です。食事については朝晩ともにシンプルですがバランスの取れたものでした。

温泉が非常に素晴らしかったです!全体的にぬるめなので、長く浸かって内側からジワジワと温まることができます。混浴内湯には立ち湯の浴槽があり、腰痛持ちの夫は「ありがたい」と言っていました。裸でぐいぐい歩くという温泉プールも面白く、運動不足になりがちな湯治客にはぴったりな設備だと思いました。夜の露天風呂からは綺麗な星を眺めることができたりと、寝るのが勿体ないくらいでした。

周辺施設・周辺観光

長万部と言えば、名物のかにめしですが、二股らぢうむ温泉とは別に、長万部温泉も有名です。
高張性弱アルカリ性高温泉という泉質で、しっとりとしているのが特徴です。
このサイトはラジウム温泉専門のサイトなので、長万部温泉は取り上げませんが、二股らぢうむ温泉と長万部温泉を巡り、温泉の旅というのも良いですね。

また、上述しましたが、二股温泉の石灰華ドームをはじめ、その雄大な自然自体が長万部の価値と言えます。
1年中釣りを楽しめることでも有名で、ヒラメやカレイがよく釣れるようです。

ちなみに、長万部はアイヌ語で、「カレイがいる場所」なのだそうです。