ラジウム温泉は、正式名称を「放射能泉」といいます。

また、温泉地によっては「ラドン温泉」や「トロン温泉」と呼ばれることもあります。

 

これらの温泉は、お湯の中にラジウム、ラドンといった微量の放射性元素を含むことが特徴で、免疫細胞を活性化させ、自然治癒力を高める効果があります。

今回の記事では、ラジウム温泉の効果・効能についてまとめました。

そもそもラジウム温泉(放射能泉、ラドン温泉、トロン温泉)の定義は?

「放射能泉」の定義は、

温泉水1kg中にラドンを3ナノキュリー( = 8.25マッヘ単位 = 111ベクレル)以上含有するもの

です。

ラドンがどれくらい入っているかで決まるので、ラジウム温泉と言っておきながらラジウムが含まれていなくてもよいのです。

(もちろんラジウムが含まれている温泉もあります)

また、ラジウムの同位体である「トロン」を含む温泉もあり、それらは「トロン温泉」と呼ばれています。

ラジウム温泉って安全なの?

「放射能泉」と聞くと怖い、というイメージを持たれるかもしれません。

しかし、放射能泉に入っても浴びる放射能はごく微量のため、人体には影響ありません

逆に、「ホルミシス効果」といって、ごく微量の放射性元素を浴びることによって免疫細胞が活性化し、様々な効果があることが近年の研究によって明らかになってきました。

ラジウム温泉の効果・効能とは?

ラジウム温泉は、疲労回復や冷え性といった一般的な温泉の効果(「一般的適応症」と呼びます)の他に、次のような症状に効くラジウム温泉特有の効果があります。

  • 痛風
  • 高血圧症
  • 動脈硬化症
  • 慢性皮膚病
  • 慢性婦人病
  • 慢性胆嚢炎
  • 胆石症

これらの効果の中でも、特筆すべきは慢性皮膚病でしょう。

アトピーや皮膚の乾燥で悩んでいる方が、二股らじうむ温泉に行き1週間ほど湯治したところアトピーが劇的に改善した、という話を聞きました。

その方は湯治中、毎日4~6時間くらい温泉に浸かっていたそうです。

 

ちなみに、二股らじうむ温泉は北海道の長万部町というところにある秘湯とも言える温泉です。

筆者も2022年の秋に行こうと思っていたのですが、ちょうど豪雨により発生した土砂崩れの影響で休業していて行けませんでした。行かれる際は事前に営業確認の電話をかけた方がよいです。

ラジウム温泉の効果を入浴剤で体感する

そんなラジウム温泉ですが、遠くてなかなか行けない…という方もおられると思います。

筆者も頻繁に温泉旅行に行けるわけではないので、家でカサカサ肌を何とか改善すべく様々な入浴剤を試しました。

たぶん20種類くらいは試したと思います。

 

試行錯誤する中で個人的に効果を感じた入浴剤は、下記4つのポイントをクリアしたものでした。

  • 天然温泉の成分が入っているもの
  • お湯の中の塩素を除去してくれるもの
  • 保湿成分が入っているもの
  • かけ湯しないでそのまま上がってよいもの

これらのポイントを網羅していて自分にピッタリだった入浴剤はみんなの肌潤風呂です。

別にこの会社の回し者というわけでもなくて、今でも使っているくらい自分に合った入浴剤なのでおすすめしています。

 

また、手軽に塩素だけでも除去したい!という場合は薬局で売っているビタミンCをお風呂に入れてみてください。(だいたいお風呂1杯につき1,000mgくらい)

水道水に含まれている塩素を中和してくれるので、肌への負担を減らすことができます。

 

筆者は毎日息子と一緒にお風呂に入っていますが、欠かさずみんなの肌潤風呂をお風呂に入れています。

体と頭を洗ったら最後にお風呂に浸かり、かけ湯しないでそのまま上がります。

そうすると肌がしっとりとして、あまりガサガサしなくなりました。

 

息子も以前は夜寝ているときに「かゆい」と言って起きることがよくあったのですが、みんなの肌潤風呂を使うようになってからはあまり起きなくなりました。

乾燥肌に悩んでいたり、体がかゆくて寝られない…という方は一度試してみてもいいかもしれません。