ラジウム温泉に入ると被爆する?

ラジウム温泉は法律的には放射能泉というものに分類されおり、ラジウム温泉を提供しているところでは「放射能温泉」と表記されていることもあります。

そのため、中にはラジウム温泉に入ると放射能で被爆してしまうのではないかと不安になる方も多いようです。

結論から言うと、ラジウム温泉で被爆することはありません。というよりも、被爆するような放射線量ではないのです。

あまり詳しいことを書いてしまうとややこしくなってしまうのでざっくりと説明しますが、

一般の人ひとりが浴びる放射線量は、日本平均で年間約3.8ミリシーベルト(ラドン、大地、宇宙、体内、医療などから放射線を浴びます)と言われており、ラジウム含有量が日本トップクラスの三朝温泉がある三朝温泉地区でさえ、約4.5ミリシーベルト(ラドンからの放射線量が約3倍)と言われています。

それに対し、人間は200ミリシーベルトを超える放射線を浴びた場合、健康に障害を及ぼす可能性が生じてくると言われています。

そう考えるとラジウム温泉の放射線量が如何に微々たるものかわかるでしょう。

全国各地にラジウム温泉は存在しますし、それぞれの温泉によって放射線量は異なりますが、毎日入っても被爆しないどころか、返って体が元気になっていくだけですので安心してラジウム温泉に浸かりましょう。

ラジウム温泉と原発の放射能との違い

ラジウム温泉と原発の放射能との違いについてですが、まず放射線の種類が異なります。

原発の際にはセシウムやストロンチウムといった放射線の名前がテレビでも度々登場していましたが、ラジウム温泉の出す放射線は透過力の小さなアルファ線が主体になります。

透過力が小さいため、衣類でも遮断できるほどの放射線なのです。また、量も異なります。

ラジウム温泉は微量の放射線ですが、原発は大量の放射線を放ちます。

放射線は微量であれば健康増進の効果が期待できますが、大量の放射線は体にとって毒にしかなりません。さらに、ラジウム温泉のラジウムは内部被曝を起こしにくく、原発のセシウムなどは内部被曝を起こしやすいという違いもあります。

全国屈指のラジウム温泉「三朝温泉」の住民のガン死亡率は低い!

鳥取県に三朝(みささ)という温泉地があります。

三朝温泉は全国屈指の放射能泉で、ラドンの含有量が高いことで知られています。

 

この三朝温泉で、1952年から1988年の37年間にわたり死亡統計を調査したところ、「三朝温泉地区の住民のガン死亡率は、他の地域と比べて低い」ということがわかりました。

この研究結果は1992年に日本癌学会の会報に発表され、放射能泉やラジウム温泉は体に良いということが科学的に実証されました。

 

また、電力中央研究所は「放射線ホルミシス効果検証プロジェクト」を実施しており、放射能泉やラジウム温泉といった低濃度の放射線を浴びることによって免疫細胞が活性化され、老化抑制効果がん抑制効果があることを発見しました。

ペースメーカー使用者・妊婦・授乳中の人はラジウム温泉に入っても大丈夫?

ペースメーカーを使っている方や妊婦さん、授乳中の方も温泉に入りたくなることがあるでしょう。

ただ、そのときに気になるのが「ラジウム温泉に入っても大丈夫なの?」というところではないでしょうか。

基本的に、熱めの温泉や水風呂、電気風呂など明らかな刺激になってしまうものを避けてさえいえば、ラジウム温泉に入ってもらって問題はありません。

ただ、主治医には「ラジウム温泉に入りたいのですが・・・」という形で相談をしておくようにしましょう。

あまりないとは思いますが、ラジウム温泉を提供している場所によってはお断りされることもあるかもしれませんので、事前に入浴が可能かどうかを確認しておくことも忘れないようにしておきたいものです。

ラジウム温泉の効果を入浴剤で体感する

そんなラジウム温泉ですが、遠くてなかなか行けない…という方もおられると思います。

筆者も頻繁に温泉旅行に行けるわけではないので、家でカサカサ肌を何とか改善すべく様々な入浴剤を試しました。

たぶん20種類くらいは試したと思います。

 

試行錯誤する中で個人的に効果を感じた入浴剤は、下記4つのポイントをクリアしたものでした。

  • 天然温泉の成分が入っているもの
  • お湯の中の塩素を除去してくれるもの
  • 保湿成分が入っているもの
  • かけ湯しないでそのまま上がってよいもの

これらのポイントを網羅していて自分にピッタリだった入浴剤はみんなの肌潤風呂です。

別にこの会社の回し者というわけでもなくて、今でも使っているくらい自分に合った入浴剤なのでおすすめしています。

 

また、手軽に塩素だけでも除去したい!という場合は薬局で売っているビタミンCをお風呂に入れてみてください。(だいたいお風呂1杯につき1,000mgくらい)

水道水に含まれている塩素を中和してくれるので、肌への負担を減らすことができます。

 

筆者は毎日息子と一緒にお風呂に入っていますが、欠かさずみんなの肌潤風呂をお風呂に入れています。

体と頭を洗ったら最後にお風呂に浸かり、かけ湯しないでそのまま上がります。

そうすると肌がしっとりとして、あまりガサガサしなくなりました。

 

息子も以前は夜寝ているときに「かゆい」と言って起きることがよくあったのですが、みんなの肌潤風呂を使うようになってからはあまり起きなくなりました。

乾燥肌に悩んでいたり、体がかゆくて寝られない…という方は一度試してみてもいいかもしれません。