天然ラジウム温泉と人工ラジウム温泉の違い
天然ラジウム温泉と人工ラジウム温泉の違いについてですが、それぞれの名前からもお分かりになりますように天然と人工という違いがあります。
要は、天然ラジウム温泉は人間が手を加えなくとも勝手にどんどんと湧いてくるもので、人工ラジウム温泉というのは人間が手を加えた上でラジウム温泉にしているということです。
天然ラジウム温泉のほうは、ラジウム鉱石の近くを通った地下水が湧いてくることによってできあがります。一方で、人工ラジウム温泉のほうはラジウム鉱石などを使って普通の温泉、もしくはお湯にラドンを含ませることによってできあがります。
どちらも湯気にラドンが含まれているのですが、人工ラジウム温泉のほうは浴室内をなるべく密閉して、湯気の中のラドンを逃がさないようにしているところが多い傾向にあります。
そのため、浴場内に入ったときに天然ラジウム温泉よりも人工ラジウム温泉のほうが「熱い」と感じる方が多いようです。
天然温泉の特徴
天然ラジウム温泉の特徴としては、人間の体への作用が比較的緩やかであるというところが挙げられます。
もちろん、ラジウム温泉の泉質にもよるのですが、比較的長く浸かることができますし、長く浸かることを前提に温度をぬるめに設定しているところも少なくありません。
1回の入浴時間が長いだけではなく、長期の滞在による湯治目的の方も多く利用しています。
人工温泉の特徴
人工ラジウム温泉の特徴としては、人間の体への影響が強いというところが挙げられます。
実際に、天然ラジウム温泉よりも人工ラジウム温泉に入浴したときのほうが汗がたくさん出るという方は多いようです。
汗がたくさん出るならそちらのほうがいいのではないかと思う方もいるでしょうが、汗がたくさん出るということはそれだけ影響が強いということでもあるのです。
天然ラジウム温泉に比べると、作用が強いため、それだけ人間の体にも負担がかかってしまうということになります。つまり、人工ラジウム温泉のほうは長時間や長期間の入浴にはあまり向いていないのです。
もちろん、人工ラジウム温泉でもぬるめの設定にしているところもあるでしょうから、一概には言えない部分はあります。
「二股らぢうむ温泉」の効果を入浴剤で体感できる!
そんなラジウム温泉ですが、筆者イチ押しは北海道長万部町にある「二股らぢうむ温泉」。
まさに秘湯とも言うべき温泉で、公式サイトには湯治客からの感謝のメッセージがたくさん掲載されています。
主にアトピーや蕁麻疹、火傷といった皮膚疾患や、胃腸の病気にも飲むことによって効果を得ることができます。
是非とも現地に行って湯治したいところですが、遠くてなかなか行けない…という貴方に朗報です。
なんと、この二股らじうむ温泉の天然湯の華を入浴剤として購入することができるんです。
二股らじうむ温泉には巨大な「石灰華ドーム」があります。
これは湧き出た温泉の沈殿物が積み重なってできたものでとても珍しく、世界中でもアメリカの国立イエローストーン公園と二股温泉の2ヶ所のみと言われています。
二股らじうむ温泉の湯の華はこの石灰華をそのまま採取して粉末状にしたものなので、源泉に近い状態のお湯に浸かることができます。
この入浴剤を使う際のポイントは4つあります。
- お湯の温度はぬるめ(38℃くらい)
- 2週間くらい毎日続けて入る
- 最初は5~10分程度の入浴、慣れたら30分くらい入る
- かけ湯はせずそのまま上がる
なお、この二股温泉天然湯の華「ひめの華」は天然成分でできているので、多少口に入れても大丈夫です。
筆者は3歳になる息子と毎日一緒にお風呂に入っていますが、たまにお湯を飲んでしまうことがあります。
天然成分なので気にしていません(笑)
息子も以前は夜寝ているときに「かゆい」と言って起きることがよくあったのですが、この二股温泉天然湯の華「ひめの華」を使うようになってからは安眠できるようになりました。
かけ湯しないでそのままお風呂から上がるのがポイント。しばらく続けていると肌がしっとりしてきます。
乾燥肌に悩んでいたり、体がかゆくて寝られない…という方は一度試してみることをおススメします。